“とうごく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
東国37.5%
投獄25.0%
当国12.5%
東國12.5%
東獄12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其の昔罪人は日本橋を中央として、東国とうごくの者ならば小塚原こづかっぱらへ、西国さいこくの者ならば鈴ヶ森でお仕置になりますのが例でございます。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
勲章など貰っても、持って帰るのに面倒めんどうだから、いやじゃ。それよりも、当国とうごく逗留中とうりゅうちゅうは、イギリス製のウィスキーを思う存分ぞんぶんませてくれればそれでよろしい。
おなじような片歌かたうたはなしが、やまとたけるのみことにもあります。このみこと東國とうごく平定へいていとき甲斐かひくに酒折さかをりみや宿やどられて、もやしてゐたおきなに、いひかけられました。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
この弁慶は、山門騒動のとき、大衆だいじゅの罪を負って、院へ自首して出、東獄とうごくの牢につながれ、鹿ヶ谷事件で洛中混乱のとき、破牢したまま、今は所在もわかりません。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)