“てぬぐひかけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
手拭掛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たゞそれだけだよ。しかしいまでも不思議ふしぎだよ。」とのことである。——ねこまどのぞいたり、手拭掛てぬぐひかけをどつたり、へツつひかにつたり、ひよいとさいつてたやうである。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
へんです。……どうもへんなんです——縁側えんがは手拭掛てぬぐひかけが、ふはりと手拭てぬぐひけたまゝで歩行あるくんです。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
へんだとおもふと、またまへ手拭掛てぬぐひかけがふはりとて……ると、トントントンとんで、ギクリ、シヤクリ、とやつて、スー、うにも氣味きみわるさつたらないのです。——一度いちどてみてください。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)