“てっぺき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鉄壁88.9%
鐵壁11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
制海権を握られたる海の上の戦争も確かに怖いけれども、ヒマラヤ山のごとき世界の金城きんじょう鉄壁てっぺきたてに取って上から下に臨む戦争も、恐ろしいものであると信ずるです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
すそえつきそうな紅蓮ぐれんをうしろにして、しつ引きつ、満身まんしんの力をしぼったが、はいぜんとして鉄壁てっぺきのようだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ロミオ あの石垣いしがきは、こひかるつばさえた。如何いか鐵壁てっぺきこひさへぎることは出來できぬ。こひほっすれば如何樣どのやうことをもあへてするもの。そもじうち人達ひとたちとてもわしとゞむるちからたぬ。