“つしま”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ツシマ
語句割合
対馬67.5%
津島15.0%
対島7.5%
対州5.0%
對州2.5%
對馬2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
筑前ちくぜん筑後ちくご肥前ひぜん肥後ひご豊前ぶぜん豊後ぶんご日向ひゅうが大隅おおすみ薩摩さつまの九ヵ国。それに壱岐いき対馬つしまが加わります。昔は「筑紫ちくししま」と呼びました。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
「母はおや屋を連れて津島つしまもうで、まだ戻りませぬ。父はお城の留守詰を仰せつかり、こよいから夜も帰宅せぬと先刻言伝ことづてがござりました」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
対島つしま沖で日露海戦が行はれ、敗残艦の一部が日本海沿岸のこの地方の沖合までのがれて来て沈没したのは十年ほど前のことである。乗員は白旗を掲げてボートに分乗し、沿岸の砂浜に着いた。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
この勢いで北は図満江とまんこうの鮭から、南は対州つしまぶりに到るまで、透きとおるように調べ上げる事十年間……今度は内地に帰って、水産講習所長の紹介状を一本、大上段に振りかぶりながら、沿海の各県庁
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
對州つしまは大きな蜈蜙むかでが穴から出かけたやうでもあるし又やどかりが體を突出したやうでもあつて、山許りだから丁度毛だらけのやうに見える。
壱岐国勝本にて (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
この島はまたの名を天一あめひとはしらといいます。次に對馬つしまをお生みになりました。またの名をアメノサデヨリ姫といいます。次に佐渡さどの島をお生みになりました。