“つぐなひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
85.7%
償却14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「中古ニ隠士徳本ナル者アリ、甲斐ノ人也。常ニ峻攻ノ薬ヲ駆使シテ未ダかつテ人ヲ誤ラズ。かうべニ一嚢ヲ掛ケテ諸州ヲ周流シ、病者ニ応ジ薬ヲ売リつぐなひヲ取ルコト毎貼十八銭——」
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
此時分龍馬が隊中の者を連て丸山の茶屋で大騒ぎをして「船をられた其のつぐなひにや金を取らずに国をとる、国を取て蜜柑を喰ふ」と云ふ歌を謡はせたのです。ホヽ可笑をかしい謡ですねえ……。
入給いれたまひては如何いかゞもつとも外に男の子も御在おはさぬ事ゆゑ熊殿くまどの年のふけぬうちに聟養子むこやうしをなし持參ぢさん金子きんすを以て山方やまがた問屋とひやかり償却つぐなひくらし方もを付て身上しんしやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)