“ちょくしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
直舎33.3%
直射33.3%
直瀉33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その他は皆写本で、徳富蘇峰さんの所蔵の『㦣語えいご』、富士川游さんの所蔵の『直舎ちょくしゃ伝記抄』およびすで散佚さんいつした諸書を除く外は、皆たもつさんが蔵している。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
直舎ちょくしゃ伝記抄』八冊は今富士川游君が蔵している。中に題号をいたものが三冊交っているが、主に弘前医官の宿直部屋の日記を抄写したものである。かみは宝永元年からしもは天保九年に至る。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
ひかりが、直射ちょくしゃしたときは、うみ銀色ぎんいろにかがやいていたが、かたむくにつれて、あおみをましてだんだん黄昏たそがれちかづくと、紫色むらさきいろににおってみえるのでありました。
希望 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おびただしい雨量が、天からざあざあと直瀉ちょくしゃする喧囂けんごうの中に、何もかも打ち消されて、ふだんにぎやかな広小路の通りも大概雨戸を締め切り、二三人の臀端折しりはしょりの男が、敗走した兵士のようにけ出して行く。
秘密 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)