“ちけむり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
血煙66.7%
血烟33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒鹿毛のひづめをあげて、三にかけちらしながら、はやくも鞍上あんじょうの高きところより、右に左に、戒刀かいとうをふるって血煙ちけむりをあげる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
血汐ちしおである、血煙ちけむりである。夕闇なのと、深い霧で、よくは分らないが、ぬるい血液のかたまりが、ぱッと、側の者へねかかった。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
アヽ華族くわぞくいへうまれたが、如何いか太平たいへい御代みよとはまうせども、手をそでにして遊んでつてはまぬ、えわが先祖せんぞ千軍萬馬せんぐんばんばなか往来わうらいいたし、きみ御馬前ごばぜんにて血烟ちけむり
華族のお医者 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
見るが血烟ちけむりあがり
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)