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血煙
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ちけむり
ふりがな文庫
“
血煙
(
ちけむり
)” の例文
あとは出たら目な
血煙
(
ちけむり
)
騒ぎ、暗やみじゃあるし、先じゃあっしを、金吾様だとばかり思っているので、よっぽど勝目がありましたよ
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
愛人「それは困りましたね。あなたを
陥
(
おとしい
)
れる黒幕の主人公がはっきり分って居れば、僕はその人物をミシンで
血煙
(
ちけむり
)
をたたせてやるのですがねえ」
諜報中継局
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
黒鹿毛の
蹄
(
ひづめ
)
をあげて、
無
(
む
)
二
無
(
む
)
三にかけちらしながら、はやくも
鞍上
(
あんじょう
)
の高きところより、右に左に、
戒刀
(
かいとう
)
をふるって
血煙
(
ちけむり
)
をあげる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
血汐
(
ちしお
)
である、
血煙
(
ちけむり
)
である。夕闇なのと、深い霧で、よくは分らないが、
温
(
ぬる
)
い血液のかたまりが、ぱッと、側の者へ
刎
(
は
)
ねかかった。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
悲痛
(
ひつう
)
な声が、
血煙
(
ちけむり
)
のなかに残った。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
血
常用漢字
小3
部首:⾎
6画
煙
常用漢字
中学
部首:⽕
13画
“血”で始まる語句
血
血眼
血腥
血統
血汐
血痕
血潮
血飛沫
血相
血糊