“たりき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
他力81.8%
多力9.1%
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ですが他力たりきに任せた時、丁度一ぱいに風をはらんでなめらかに走る船のように安全に港に入ることが出来たのであります。私たちは自力じりきの道のみが道でないことを知ります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
高煦多力たりきなりければ、こうの重き三百きんなりしも、うなじこうを負いてつ。帝炭を缸上に積むこと山の如くならしめて之をもやす。高煦生きながらに焦熱地獄にし、高煦の諸子皆死を賜う。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ここにその神の髮をりて、その室のたりきごとに結ひ著けて、五百引いほびきいは一二を、その室の戸に取りへて、そのみめ須世理毘賣を負ひて