“たてがみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タテガミ
語句割合
鬣91.7%
鬣毛3.0%
立上1.5%
鬣髪1.5%
鬃0.8%
髦0.8%
鬣逆0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荷馬橇の馬は、狹霧(さぎり)の樣な呼氣(いき)を被(かぶ)つて氷の玉を聨ねた鬣(たてがみ)を、寒い光に波打たせながら、風に鳴る鞭を喰つて勢ひよく駈けて居た。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
たばねたり解いたりして、馬の鬣毛(たてがみ)のように一つの組糸としてたばねてやると、女はその頭を垂れて溜め息をついて、さも嬉しそうに見えましたが、やがて突然に言いました。
あなたが立上(たてがみ)氏を呼んだと聞くとその夜、兄は夜半(よなか)にそっと起きあがって、稀塩酸(きえんさん)でじぶんの眼をつぶそうとしているのです。必死なようすでしたわ。
キャラコさん:03 蘆と木笛 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
頸(うなじ)は鷄(とり)に似て鬣髪(たてがみ)膝を過ぎ、宛(さな)がら竜に異ならず、四十二の旋毛(つむじ)は巻いて脊に連なり、毛の色は白藤の白きが如しと講釈の修羅場では読むという結構な馬に、乗人(のりて)が乗人ですから
その野馬は小柄で身重く、鬃(たてがみ)と尾粗(あら)くて、近時全滅した南ロシアのタルパンてふ野馬や、現存蒙古の野小馬(ワイルド・ポニー)に酷(よく)似いたと知る。
プまたいわく、牝馬は四十歳まで年々駒を産み得るも、鬃(たてがみ)を苅らば性慾滅(き)ゆ。その子を産むに当っては直立す。
当時は特に留意せなんだが、ほどなく老人死した後考うるに、駱(らく)和名川原毛黒い髦(たてがみ)の白馬だというから、不毛に当らず。
さながら狂馬のごとくに鬣逆(たてがみ)立てながら、嘶(いなな)きつづけて挑みかかったと見るまに、疾走中の早馬は、当然のごとく打ちおどろいて、さッと棒立ちになりました。と同時です。