鬣髪たてがみ)” の例文
けさから一旦衰えかかった木枯しがまたはげしく吹きおろしてきて、馬の鬣髪たてがみのような白い浪が青空の下に大きくおどり狂っていた。
(新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
うなじとりに似て鬣髪たてがみ膝を過ぎ、さながら竜に異ならず、四十二の旋毛つむじは巻いて脊に連なり、毛の色は白藤の白きが如しと講釈の修羅場では読むという結構な馬に、乗人のりてが乗人ですから