“たかみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
高見41.7%
高処20.8%
高所12.5%
高處12.5%
鷹見8.3%
高台4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高見たかみ夫婦を尋ねたり、東京に出て来て居た音無信次の紹介で女詩人星野燁子あきこ女史を訪れたりして、三日間を愉快に送つたが、すぐに東京に飽いて四日目に横浜に帰つて来た。
ずっと四方を見透すことの出来る高処たかみに坐って、静かに下界を見おろしてござる読者には、下界で行われているいろんないざこざも楽々と批判することが出来ようけれど
己が竪琴の高雅な調子しらべを一度として変えたこともなければ、自分の立っている高所たかみから、取るにも足らぬ哀れな文士仲間と同じレベルなどへは決して降ることもなく
さればと謂つて、審判官アンパイアーとなツて、一家の爲に何れとも話をまとめるといふことも無く、のんきに高處たかみの見物と出掛でかけた。勿論もちろん母夫人は、華族でもなければ、藝術家でも無い。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
私を見るや、政治科の鷹見たかみ
あの時分 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
丁度、私は牛込左内町うしごめさないちょうの坂の上にいて、『女人芸術にょにんげいじゅつ』という雑誌のことをしている時だった。二階の裏窓から眺めると、谷であった低地ひくちを越して向うの高台たかみの角のやしきに、彼女はして来ていた。
江木欣々女史 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)