高台たかみ)” の例文
旧字:高臺
丁度、私は牛込左内町うしごめさないちょうの坂の上にいて、『女人芸術にょにんげいじゅつ』という雑誌のことをしている時だった。二階の裏窓から眺めると、谷であった低地ひくちを越して向うの高台たかみの角のやしきに、彼女はして来ていた。
江木欣々女史 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)