“たいはん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大半75.0%
大藩8.3%
太半8.3%
退帆8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これが西暦せいれき千八百八十三年せんはつぴやくはちじゆうさんねん大爆裂だいばくれつをなして、しま大半たいはんばし、あとにはたかわづか八百十六米はつぴやくじゆうろくめーとる小火山島しようかざんとうのこしたのみである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
間がよくば大藩たいはんに召抱へられるか、上樣の御師匠番にもなれる方だが、ちよいと氣の迷ひで一と口頬張つたばかりに、あの鳥モチのやうな女にへばり附かれて
馬車を四馬路スマロに返して杏花楼きやうくわらう上海シヤンハイ一の支那料理の饗応を受けたが、五十ぴんからの珍味は余りにおほきに過ぎて太半たいはん以上のどを通らず、健啖家けんたんか某某ぼうぼう二君も避易へきえきの様子であつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
全艦隊は小柴沖こしばおきから羽田はねだ沖まで進み、はるかに江戸の市街を望み見るところまでも乗り入れて、それから退帆たいはんのおりに、万一国書を受けつけないなら非常手段に訴えるという言葉を残した。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)