“そうねん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
壮年60.0%
想念20.0%
桑年20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けだし当時南北戦争ようやみ、その戦争せんそうに従事したる壮年そうねん血気けっきはい無聊ぶりょうに苦しみたる折柄おりからなれば、米人にはおのずからこのしゅはいおおかりしといえども、あるいはその他の外国人にも同様どうようの者ありしならん。
浩一は、口に出してつぶやいて見た。温泉めぐりをしているあいだも、白粉おしろいの濃い丸まっちい女を抱いているときにも、彼は絶えず自殺のことを考えていた。その想念そうねんには何か甘い味があった。
女妖:01 前篇 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
今年、馬歯はやくも桑年そうねんなんなんとして初めておくびの出るを覚えたり。『操草紙みさおぞうし』といへる書に曰く
桑中喜語 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)