壮年そうねん)” の例文
旧字:壯年
下手へたなうなぎよりか、よっぽど美味い。しかし、壮年そうねんのよろこぶ下手げて美食であることはいうまでもない。
鮪を食う話 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
けだし当時南北戦争ようやみ、その戦争せんそうに従事したる壮年そうねん血気けっきはい無聊ぶりょうに苦しみたる折柄おりからなれば、米人にはおのずからこのしゅはいおおかりしといえども、あるいはその他の外国人にも同様どうようの者ありしならん。
かれ学生時代がくせいじだい壮年そうねんごろでも、生得せいとくあま壮健そうけん身体からだではかった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)