“せんげつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
先月66.7%
纎月33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その晩はそれぎり何の気もつかずに寝てしまった。すると明日あくるひの朝さいが来て枕元にすわるや否や、実はあなたに隠しておりましたが長与ながよさんは先月せんげつ五日いつかくなられました。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
うたれ夫にて概略およそわかつたり先月せんげつ初旬はじめ了源寺の所化しよげいつはりたる坊主はまさしく其の願山で有うと何樣なにさま其方の別懇べつこんにする曲者ならん此儀はどうぢやと思ひがけなき事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
纎月せんげつふちどる黒き圓球は我がつちかげうつるらし
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
纎月せんげつふちどる黒き円球は我がつちかげうつるらし
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)