“せきくわく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
尺蠖66.7%
石槨33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尺蠖せきくわくは伸びて而もまたかゞみ、車輪は仰いで而も亦る、射る弓の力窮まり尽くれば、飛ぶ矢の勢変りかはりて、空向ける鏃も地に立つに至らんとす、此故に欲界の六天
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
将門のいきほひ浩大かうだいで、独力之を支ふることが出来無かつたから、下野掾の身ではあるが、尺蠖せきくわくの一時を屈して、差当つての難を免れ、後の便宜にもとの意で将門のもとふたといふのであるから
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
それで西面せいめん横穴よこあなには斷念だんねんして、山頂さんてう主墳探しゆふんさがしに全力ぜんりよくつくこととなつたが、相變あひかはらず埴輪圓筒はにわゑんとう破片はへんや、埴輪土馬はにわどば破片等はへんとうくらゐで、さら石槨せきくわく突當つきあたらぬ。如何どう古墳こふんいらしい。