“せうせう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:セウセウ
語句割合
蕭々80.0%
少少20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしは蕭々せうせうたる樹木のあひだに、彼等のむらがつたのを眺めながら、化け物も莫迦ばかには出来ないと思つた。
支那の画 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
斯くして予はかの肥大に似たる満村恭平の如く、車窓の外に往来する燈火の光を見、車蓋しやがいの上に蕭々せうせうたる夜雨の音を聞きつつ、新富座を去る事はなはだ遠からずして、かならず予が最期の息を呼吸す可し。
開化の殺人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ところが、なんでも久米正雄夫人くめまさをふじん自身じしん懷姙中くわいにんちう運勢うんせい素晴すばらしかつたことはいまでも鎌倉猛者連かまくらもされんかたぐさになつてゐるくらゐださうだが、ふところはいつてふとるといふ八卦はつけでもあらうか? 少少せうせううがちぎてゐて
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)