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蕭々
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せうせう
ふりがな文庫
“
蕭々
(
せうせう
)” の例文
これは
南画
(
なんぐわ
)
だ。
蕭々
(
せうせう
)
と
靡
(
なび
)
いた竹の上に、消えさうなお前が
揚
(
あが
)
つてゐる。黒ずんだ
印
(
いん
)
の字を読んだら、
大明方外之人
(
たいみんはうぐわいのひと
)
としてあつた。
動物園
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
雨
蕭々
(
せうせう
)
と降り
洒
(
そそ
)
ぎ
山羊の歌
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
わたしは
蕭々
(
せうせう
)
たる樹木の
間
(
あひだ
)
に、彼等の
群
(
むらが
)
つたのを眺めながら、化け物も
莫迦
(
ばか
)
には出来ないと思つた。
支那の画
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
斯くして予はかの肥大
豕
(
ゐ
)
に似たる満村恭平の如く、車窓の外に往来する燈火の光を見、
車蓋
(
しやがい
)
の上に
蕭々
(
せうせう
)
たる夜雨の音を聞きつつ、新富座を去る事
甚
(
はなはだ
)
遠からずして、
必
(
かならず
)
予が最期の息を呼吸す可し。
開化の殺人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
蕭
漢検1級
部首:⾋
16画
々
3画
“蕭々”で始まる語句
蕭々落莫
蕭々風雨夜