“じゆくすゐ”の漢字の書き方と例文
語句割合
熟睡100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
連て罷越まかりこし歸宅の節夜分大井川の端迄參りし處九郎兵衞は酒のゑひにて河原の石にもたれ熟睡じゆくすゐいたしさめぬゆゑ私し儀藥を買に參り漸々やう/\に戻り來りしに九郎兵衞は何者かを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
アヽ杉山君すぎやまくんうか過日くわじつうもぼくえらうた、前後忘却ぜんごばうきやくといふのはの事かい、下宿げしゆくかへつて翌日の十時すぎまで熟睡じゆくすゐをしてしまうたがアノやうた事はあまり無いよ
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
曲者くせものは雨戸を外して入つたらしく、縁側には泥足の跡などを付けて居りますが、部屋の中には別にそんなものはなく、主人の佐兵衞は熟睡じゆくすゐして居るところを、蟲のやうに刺されたらしく