“じゅくすい”の漢字の書き方と例文
語句割合
熟睡100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荻生さんは床にはいると、すぐいびきをたてて安らかに熟睡じゅくすいした。こうして安らかに世を送り得る人を清三はうらやましく思った。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
昨夜は熟睡じゅくすいした筈だが、まだ瞼のあたりに疲労が残っている。荷台の若者と運転手は、意味の判らない早口の会話を交わし、笑い合う。五郎は訊ねてみる。
幻化 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
外観そとみはどこまでも熟睡じゅくすいていで、狸寝入りの泰軒先生、やにわに寝語ねごとにまぎらしてつぶやき出したのを聞けば
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)