“じつざい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
実在66.7%
實在33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
即ちくちびると手と一致いつちせざるものなり、即ち宗教をろうするものなり、即ち世の中に誠実せいじつてふものゝ実在じつざいするをしんぜざるものなり、即ち不実ふじつの人なり、即ちいま真理しんり会釈くわいしやくせざる人なり。
時事雑評二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)
茫々ぼうぼうたる過去と、漠々ばくばくたる未来の間に、この一瞬いっしゅんの現今は楽しい実在じつざいであろう。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
土偶どぐうの用は信仰上しんこうじやう關係くわんけい有りと假定するも、尚ほ實在じつざいの人の形をあらはしたる物か、想像上そうぞうじやうの神の形を示したる物かとの疑問ぎもん有らん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
日本につぽんおいてもこれが研究けんきゆうされたけれどもだその實在じつざいみとめられないようである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)