実在じつざい)” の例文
旧字:實在
ちゃんと実在じつざいするので、自分もそのひとりになれないこともないのだと、さてこそ宝くじを買いこむのである。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
じつにこれは著者の心象中に、このような状景じょうけいをもって実在じつざいしたドリームランドとしての日本岩手県である。
即ちくちびると手と一致いつちせざるものなり、即ち宗教をろうするものなり、即ち世の中に誠実せいじつてふものゝ実在じつざいするをしんぜざるものなり、即ち不実ふじつの人なり、即ちいま真理しんり会釈くわいしやくせざる人なり。
時事雑評二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)
茫々ぼうぼうたる過去と、漠々ばくばくたる未来の間に、この一瞬いっしゅんの現今は楽しい実在じつざいであろう。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
一、金属Qという怪物件かいぶっけん実在じつざいする。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)