“じあい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
慈愛68.2%
地合22.7%
試合9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
間もなく、侍僧にともなわれて、一人のつつましやかな小僧がはいって来た。和尚は慈愛じあいにみちた眼で、小僧を見ながらたずねた。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
そうして宗助の持って帰った銘仙めいせん縞柄しまがら地合じあいかずながめては、安い安いと云った。銘仙は全くしないものであった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それを双方そうほう心得こころえちがいをして、かくべつべつに取りちがえてきた以上いじょう、この遠駆とおが試合じあいは、やりなおしか、互角ごかくとするよりほかはありますまい
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)