“しんじゆく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
新宿92.3%
新塾7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まであんずることはあるまい。交際つきあひのありがちな稼業かげふこと途中とちうともだちにさそはれて、新宿しんじゆくあたりへぐれたのだ、とおもへばむのであるから。
夜釣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
三日みつかは孫娘を断念し、新宿しんじゆくをひたづねんとす。桜田さくらだより半蔵門はんざうもんに出づるに、新宿もまた焼けたりと聞き、谷中やなか檀那寺だんなでら手頼たよらばやと思ふ。饑渇きかついよいよ甚だし。
その東隣が後に他家たけを買ひつぶして広げた新塾しんじゆくである。講堂の背後うしろが平八郎の書斎で、中斎ちゆうさいと名づけてある。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)