“しょけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
書見55.2%
初見17.2%
所見17.2%
諸賢6.9%
覰見3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
独身で暮すやもおに似ず、ごく内気でございますから、外出そとでも致さず閉籠とじこもり、鬱々うつ/\書見しょけんのみして居りますところへ、或日あるひ志丈が尋ねて参り
夫婦は其の初見しょけんに在りと、初見参しょけんざんおりしかと申し聞ける事は、わしより母の機嫌を取り能く勤めてくれんではならぬ、又人間は老少不定ろうしょうふじょうということがある
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
航海中より彼地かのちいたりて滞在たいざい僅々きんきん数箇月なるも、所見しょけん所聞しょぶん一としてあらたならざるはなし。
「一つ諸賢しょけんのお耳をけがそうかな?」
冠婚葬祭博士 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
彼は確かに方今ほうこんの大計は、阿部伊勢守以来、上朝廷に下諸侯に分配したる政権を、幕府に蒐集しゅうしゅうし、東照公以来独裁制を擁護するにあるを覰見しょけんせり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)