“しょうねん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
少年92.7%
正念5.5%
生年0.9%
精念0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諭吉ゆきちは、このように、自分じぶんでなっとくのできないことについては、自分じぶんでじっさいにためしてみるという、しっかりした少年しょうねんでした。
室香はお吉にいてより三日目、我子わがこゆだぬるところを得て気も休まり、ここぞ天の恵み、臨終正念しょうねんたがわず、やすらかなる大往生、南無阿弥陀仏なむあみだぶつ嬌喉きょうこうすいはてを送り三重さんじゅう
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
織田氏族葉ぞくようの一将校——まだ生年しょうねん二十六歳に過ぎない信忠に、この沈勇の処置と、臣子の道あきらかな態度のあったことは、いったい何によるものだろうか。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それがしは生年しょうねん二十六歳、父の如くにはまだ茶も解しきれません。わけてこの戦国にかんぬすんで悠々風雅のみこれ事としている茶人なるものをむこと甚だしいのです。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そちは鉄砲鍛冶。一日も早く、ただ鉄砲の製作に成功するよう、精念しょうねんすればよいのだ。——この一挺は、そちに取っても、それが成就するか否かの、大事な試作であろうが」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)