“しょうい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
少尉33.3%
裳衣33.3%
傷痍13.3%
奨意6.7%
小異6.7%
称唯6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右側には身体のわりに大きな声をだす歴史の先生、人のよい図画の先生、一番おわりには扉口とぐちに近く体操の先生の少尉しょういがひかえている。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
シャツと短い裳衣しょういだけで、くびと腕とをあらわにして、草をかき集めては積んでいた。短い鼻、広いほお、丸い額、そして髪にハンカチをかぶっていた。
胸に傷痍しょうい軍人の徽章きしょうをつけている。もうそれだけで私には万事が察せられた。
(新字新仮名) / 太宰治(著)
まだ二十七歳でしかなかった青年孔明が、農耕の余閑、草廬そうろに抱いていた理想の実現であったのである。時に、三して迎えた劉玄徳りゅうげんとく奨意しょういにこたえ、いよいよを出て起たんと誓うに際して
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは佐山君が戸塚特務曹長から聞かされたものと殆んど大同小異しょういであった。諸新聞はその記事を大きく書いて、大尉に化けたというその狐の写真までも掲載したので、その噂にふたたび花が咲いた。
火薬庫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
冷泉れいぜんをレンゼイ(後にはさらにレイゼイと訛る)、定考じょうこうをコウジョウ、称唯しょういをイショウ、あらたしいをアタラシイ、身体からだをカダラ、茶釜ちゃがまをチャマガ、寝転ぶをネロコブという類みなこれである。