“しやうい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
傷夷50.0%
傷痍50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
英雄の事業一成し一敗す、維新の大立者たる西郷隆盛は城山の露と消え残るは傷夷しやういと国債とのみ。松菊、甲東むなしく墓中に眠りて、而して門下の故吏いたづらに栄ふ。
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
我は天性怯懦けふだにして、強盗殺人の罪を犯すべき猛勇なし、豆大の昆虫をそこなふても我心には重き傷痍しやういを受けたらんと思ふなるに、法律の手をして我を縛せしむる如きは
我牢獄 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)