“しゃかい”の漢字の書き方と例文
語句割合
社会100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其の弁舌の秀でたる、大いに公衆の尊敬を蒙り、啻に非常の名誉と非常の金銀を得るに止らず、或は爵位をも博し得て富貴ふうきふたつながら人に超え、社会しゃかい上流じょうりゅうの紳士に数えらるゝや必せり
松の操美人の生埋:01 序 (新字新仮名) / 宇田川文海(著)
衛生とは人のいのちぶるがくなり、人の命ながければ、人口じんこうえてしょくらず、社会しゃかいのためにはあるべくもあらず。かつ衛生のぎょうさかんになれば、病人びょうにんあらずなるべきに、のこれをとなうるはあやまてり云々。
みちの記 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
だからおれのくちから人生観じんせいかんなどと、しゃれたことをいうのはおかしいが、人間にんげん社会しゃかいは、てられた機械きかいのようなものだとしんじているのさ。
戦友 (新字新仮名) / 小川未明(著)