“うきよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浮世80.0%
憂世11.4%
有喜世4.3%
社会4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高野こうやの道場にこもるおつもりなのか? ……そして浮世うきよ未練みれんをもたぬため、いさぎよく、わざとじぶんにも会わず、父とも名のらず
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
定めとてもない漂泊の旅に転々として憂世うきよをかこちがちな御面師が、次第に自分の名前にまでも呪咀じゅそを覚えたというのが、漠然ながら私も同感されて見ると
鬼涙村 (新字新仮名) / 牧野信一(著)
団々珍聞まる/\ちんぶん有喜世うきよ新聞の綴込を持つて来てくれたのは下谷生れの木場で、ハーデーのテス、モーヂヱーのトリルビーなどを捜して来てくれたのは箱崎で成長した白井である。
来訪者 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
「田沼が道徳的に乱した社会うきよを、越中守様が道徳的に直す、それだけでも意味があるよ」
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)