“ごとく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
五徳61.9%
19.0%
悟得14.3%
護匿4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するとその農家の内で私が見て変った感じを起しましたのは、五徳ごとくの横に積み立ててあるまきはヤクのふんでなくって芝草の根なんです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
一つ目の味はぬるりとしたちょっと奇形児のごとくなきみのわるいところにある。一体日本の妖怪の凄さはそういうところにある。この事は後項にややくわしく考えよう。
ばけものばなし (新字新仮名) / 岸田劉生(著)
悟得ごとくするものは無碍むげである。自然に任ずるこれらの作も自由の境に活きる。よき手工の前に、単なるおきては存在を有たない。物に応じ心に従って、凡てが流れるままに委ねられる。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
方氏一族かくの如くにしてほとんど絶えしが、孝孺の幼子徳宗とくそう、時にはじめて九歳、寧海県ねいかいけん典史てんし魏公沢ぎこうたく護匿ごとくするところとなりて死せざるを得、のち孝孺の門人兪公允ゆこういんの養うところとなり、つい兪氏ゆしおかして
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)