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悟得
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ごとく
ふりがな文庫
“
悟得
(
ごとく
)” の例文
狩野芳涯
(
かのうはうがい
)
常に
諸弟子
(
しよていし
)
に教へて
曰
(
いはく
)
、「
画
(
ぐわ
)
の神理、唯
当
(
まさ
)
に
悟得
(
ごとく
)
すべきのみ。師授によるべからず」と。一日芳涯病んで
臥
(
ふ
)
す。
偶
(
たまたま
)
白雨天を傾けて来り、
深巷
(
しんかう
)
寂
(
せき
)
として
行人
(
かうじん
)
を絶つ。
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
悟得
(
ごとく
)
するものは
無碍
(
むげ
)
である。自然に任ずるこれらの作も自由の境に活きる。よき手工の前に、単なる
掟
(
おきて
)
は存在を有たない。物に応じ心に従って、凡てが流れるままに委ねられる。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
ふかく
筐底
(
きょうてい
)
に秘めて、人にも示さず、翌年また
新
(
あら
)
たに一代の工夫と体験の精髄とを
誌
(
しる
)
し、その年の末、ふたたび晩年に
悟得
(
ごとく
)
した吹毛剣のことについて書き加えなどしていたが、翌年の春になると
剣の四君子:02 柳生石舟斎
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
悟
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
得
常用漢字
小5
部首:⼻
11画
“悟”で始まる語句
悟
悟入
悟道
悟空
悟浄
悟性
悟了
悟後
悟故
悟由