“こみどり”の漢字の書き方と例文
語句割合
濃緑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以上を簡単に形容すれば、濃緑こみどりの立ち木に取り巻かれて、黒塗りの朱総しゅぶさ金銀蒔絵まきえの駕籠が、ゆらめき出たということができよう。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
はる若葉わかば新緑しんりよくもりうつくしさとともに、なつ濃緑こみどりがすんだのちあきはやし紅葉もみぢ景色けしきも、いづれおとらぬ自然しぜんほこりです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
かたぶとりな肉塊ししむら濃緑こみどり緞子どんす戦袍せんぽうでくるみ、かしらには黒紗くろしゃ卍頭巾まんじずきん、それには金色の徽章きしょうがピカと光っている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)