“かぐろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
迦具漏25.0%
濃緑25.0%
訶具漏25.0%
黯湛25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また迦具漏かぐろ比賣に娶ひて生みませる御子、川原田かはらだの郎女、次に玉の郎女、次に忍坂おしさか大中おほなかつ比賣、次に登富志とほしの郎女、次に迦多遲かたぢの王五柱。
かれ上にいへる若建の王、飯野の眞黒比賣に娶ひて生みませる子、須賣伊呂大中すめいろおほなか日子ひこの王。この王、淡海あふみ柴野入杵しばのいりきが女、柴野比賣に娶ひて生みませる子、迦具漏かぐろ比賣の命。
長い街道を行き抜けて、だらだら坂を丘へ上ぼり、吹きさらしの曠野こうやを真っ直ぐに、やがて濃緑かぐろい森へ来た。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
また倭建やまとたけるの命の曾孫みひひこ名は須賣伊呂大中すめいろおほなか日子ひこの王が女、訶具漏かぐろ比賣に娶ひて生みませる御子、大枝おほえの王。
あかあかとにごれる海と黯湛かぐろくも澄みたる海とさかひをぞする
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)