“ここだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
許多83.3%
幾許16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大暴風おほあらしうすずみ色の生壁なまかべにさくら許多ここだくたたきつけたり
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
潮ひきし岩のくぼみの水溜り許多ここだ小蝦の影ひそみゐる
河馬 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
幾許ここだ」という副詞も注意すべきもので、集中、「神柄かむから幾許ここだ尊き」(巻二・二二〇)「妹がに雪かも降ると見るまでに幾許ここだもまがふ梅の花かも」(巻五・八四四)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
そのの梅の花かも久方の清き月夜つくよ幾許ここだ散り来る」(巻十・二三二五)等の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
芳野よしぬ象山きさやま木末こぬれには幾許ここださわとりのこゑかも 〔巻六・九二四〕 山部赤人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)