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こうつごう
ふりがな文庫
“こうつごう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
好都合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
好都合
(逆引き)
ただ支那と云う国籍だけはほとんど
有無
(
うむ
)
を
問
(
と
)
われないだけに、
頗
(
すこぶ
)
る
好都合
(
こうつごう
)
に出来上っている。君はまだ高等学校にいた時、僕に「さまよえる
猶太
(
ユダヤ
)
人」と云う
渾名
(
あだな
)
をつけたのを覚えているであろう。
第四の夫から
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ただその
際
(
さい
)
何
(
なに
)
より
好都合
(
こうつごう
)
であったのは、
姫
(
ひめ
)
の
父君
(
ちちぎみ
)
が
珍
(
めず
)
らしく
国元
(
くにもと
)
へ
帰
(
かえ
)
って
居
(
お
)
られたことで、
御自身
(
ごじしん
)
采配
(
さいはい
)
を
振
(
ふ
)
って
家人
(
がじん
)
を
指図
(
さしず
)
し、
心限
(
こころかぎ
)
りの
歓待
(
もてなし
)
をされた
為
(
た
)
めに、
少
(
すこ
)
しの
手落
(
ておち
)
もなかったそうでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
お延が津田へ片づくや否や、すぐその
後
(
あと
)
へ入る事のできた彼女は、
従姉
(
いとこ
)
のいなくなったのを、自分にとって大変な
好都合
(
こうつごう
)
のように喜こんだ。お延はそれを知ってるので、わざと言葉をかけた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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