“げんそく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
舷側84.8%
原則15.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……淡い郷愁とでもいったようなものを覚えて、立って反対の舷側げんそくへ行くと、対岸をまっ黒な人とまっ黒な石炭を積んだ船が通って行った。
旅日記から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
ボートはスルスルとあざやかに舷側げんそくをすべりおりて、海面に浮かんだ。と思うと、はや、白波をけたてて進んでいった。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
醫學いがく原則げんそくは、醫者等いしやらをして貴方あなたじつはしめたのです。しかしながらわたし軍人風ぐんじんふう眞向まつかう切出きりだします。貴方あなた打明うちあけてひます、すなは貴方あなた病氣びやうきなのです。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
國際法上こくさいほふじやうからつても「地球上ちきゆうじやうに、あらた發見はつけんされたるしまは、その發見者はつけんしやぞくする國家こつか支配しはいく」との原則げんそくで、當然たうぜん大日本帝國だいにつぽんていこくしん領地りようちとなるべきところである。