“ぐんぷく”の漢字の書き方と例文
語句割合
軍服100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、今日きょうは、故郷こきょうかえることをもうしあげに、靖国神社やすくにじんじゃへおまいりをするのであります。清作上等兵せいさくじょうとうへいは、軍服ぐんぷく威儀いぎをただして、金色きんいろ徽章きしょうむねにつけ、堂々どうどうとして宿やどかけたのでありました。
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
やがてかれが陸軍大将りくぐんたいしょう軍服ぐんぷくを着て、手足をいっぱいにつっぱったまま、毛布もうふの上に横になっているのを見た。かれはねむっているように見えた。
この積上つみあげられたる雑具がらくたうえに、いつでも烟管きせるくわえて寐辷ねそべっているのは、としった兵隊上へいたいあがりの、いろめた徽章きしょういてる軍服ぐんぷく始終ふだんているニキタと小使こづかい
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)