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くうげき
ふりがな文庫
“くうげき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
空隙
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空隙
(逆引き)
並み木の間に見える長い四角な
空隙
(
くうげき
)
が墓穴のように感ぜられる。昼間は醜く、夕方はものわびしいが、夜は陰惨となる。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
書斎に独りいる時もそうだったが、小夜子の家で遊んでいる時にも、何か気持の
空隙
(
くうげき
)
を感じないわけには行かなかった。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
疾風
(
しつぷう
)
は
其
(
そ
)
の
威力
(
ゐりよく
)
を
遮
(
さへぎ
)
つて
包
(
つゝ
)
んだ
焔
(
ほのほ
)
を
掻
(
か
)
き
退
(
の
)
けようとして
其
(
その
)
餘力
(
よりよく
)
が
屋根
(
やね
)
の
葺草
(
ふきぐさ
)
を
吹
(
ふ
)
き
捲
(
まく
)
つた。
火
(
ひ
)
は
直
(
たゞち
)
に
其
(
そ
)
の
空隙
(
くうげき
)
に
噛
(
か
)
み
入
(
い
)
つて
益
(
ます/\
)
其處
(
そこ
)
に
力
(
ちから
)
を
逞
(
たくま
)
しくした。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
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