“きんだん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
禁断50.0%
禁斷30.0%
金談20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
禁断きんだんそのに忍び入ったる罪は、今、さばかれようとしているのだ。僕はもう観念した。たとえ針の山であろうと無間地獄むげんじごくであろうと、追いやられるところへ素直すなおに行くしかないのだ。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
正面しやうめんにはもう多田院ただのゐん馬場先ばばさきの松並木まつなみきえだかさねて、ずうつとおくふかくつゞいてゐるのがえた。松並木まつなみき入口いりくちのところに、かはにして、殺生せつしやう禁斷きんだんつてゐた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
通り候をり出格子でがうしの中にて金談きんだんの聲致すにより何事やらんと承まはりしに彦兵衞事無心むしんの處折惡をりあしく百兩は御門跡に奉納の願ひにて御講中おかうぢうに差上るつもりこれ見給みたまへとて彼女隱居は紙に包みし金子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)