“きんだい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
今代44.4%
近代33.3%
琴台11.1%
磐台11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悠々ゆうゆうとか従容しょうようとか云う字はかくがあって意味のない言葉になってしまう。この点において今代きんだいの人は探偵的である。泥棒的である。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この發見はつけんはちょうど近代きんだいにおける鐵砲てつぽう發明はつめい同樣どうよう當時とうじ人間にんげん狩獵しゆりよう戰爭せんそう場合ばあひ、どれほど便利べんりで、またどれほど有效ゆうこうであつたかといふことは、いまから想像そう/″\されます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
琴台きんだいの上に乗せてあるのは、二げん焼桐やきぎり八雲琴やくもごと、心しずかにかなでている。そして、ふとことの手をやめ、蛾次郎がじろうのほうをふりかえった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
両親の墓のある谷中三崎さんさき天竜院てんりゅういんへまいり、和尚に特別の回向を頼み、供養のために丹誠をこらして経机きょうづくえ磐台きんだいなど造って、本堂に納め、両親の命日には、雨風をいとわず必ず墓まいりをいたしました。
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)