“きんさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
金釵33.3%
金鎖25.0%
金沙16.7%
欽差8.3%
禁茶8.3%
金錆8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、楊雄は、彼女の珠櫛たまぐし金釵きんさかんざしなどことごとくムシりって地へ投げ、その手で腰の剣を抜き払った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蕪村はこの金鎖きんさを破り、発句を自他無差別むしやべつ大千世界だいせんせかいへ解放した。「お手打てうちの夫婦なりしを衣更ころもがへ」「負けまじき相撲を寝物語かな」等はこの解放の生んだ作品である。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そら金沙きんさ星月夜ほしづきよ
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
その取極とりきめ方はシナの欽差きんさ駐蔵大臣と、それから法王がかくれて後政治をつかさどって居るところの代理の法王とが立ち会い、総理大臣および大蔵、陸軍、宮内
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
酒はアルコホルを、煙草はニコチンを、茶はコフエインを、いづれも毒をの主成分として居るではないか。よしや禁酒宣伝があり、禁煙運動があつても、いまだ禁茶きんさ運動のあることを耳にしない。
毒と迷信 (新字旧仮名) / 小酒井不木(著)
さて金錆きんさびのした嗄れ聲
展望 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)