“きしべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
岸辺64.0%
岸邊20.0%
吉師部8.0%
湖岸4.0%
黄蕋4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その悲しむべき岸辺きしべに立って震えながら、恐怖のために後退あとずさりしていた。彼はまったく平気でいられるほど無知ではなかった。
早めて歩行あゆめども夏の夜のふけやすく早五時過いつゝすぎとも成し頃名に聞えたる坂東太郎の川波かはなみ音高く岸邊きしべそよあしかや人丈ひとたけよりも高々と生茂おひしげいとながつゝみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
この時にオシクマの王は、難波なにわ吉師部きしべの祖先のイサヒの宿禰すくねを將軍とし、太子の方では丸邇わにの臣の祖先の難波なにわネコタケフルクマの命を將軍となさいました。
折しも、湖岸きしべに此珍事を傍観て居た人があつて
鼻で鱒を釣つた話(実事) (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
曼陀羅まんだらをぢびたる蓮の実は黄蕋きしべさがりてよきまとひ
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)