“がんしつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
眼疾66.7%
岩室33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分が生きている間は書きつづけてゆくつもりでいたが、五、六年前から眼疾がんしつが急に悪化して、どうしても筆をもつことが不可能になってしまった。
平次と生きた二十七年 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
されば両親も琴女をること掌中しょうちゅうたまのごとく、五人の兄妹達にえてひとりこの寵愛ちょうあいしけるに、琴女九歳の時不幸にして眼疾がんしつを得、いくばくもなくしてついに全く両眼の明を失いければ
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
あな間口まぐちしやくすんに、奧行おくゆきしやくの、たかさ四しやく長方形ちやうはうけい岩室がんしつで、それにけたやう入口いりぐちみちがある。突當つきあたりに一だんたかところがあつて、それから周圍しうゐ中央ちうわうとにあさみぞつてある。