“かんえいじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
寛永寺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東叡山とうえいざん寛永寺かんえいじ山裾やますそに、周囲しゅういいけることは、開府以来かいふいらい江戸えどがもつほこりの一つであったが、わけてもかりおとずれをつまでの、はすはな池面いけおも初秋しょしゅう風情ふぜい
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
それはじつに天下の名僧、川越の喜多院を修し、日光山を経営し、上野の寛永寺かんえいじを建立し徳川家康の軍師とも師父ともなって、三百年太平のもといをきずいた天海僧正だったのです。
幻術天魔太郎 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
ほんのり色付いた桜の梢を雲のようにして、その上に寛永寺かんえいじあか葺屋根が積木のようになって重なり合い、またその背後には、回教サラセン風を真似た鋭い塔のさきや、西印度式の五輪塔でも思わすような
絶景万国博覧会 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)