“かわぐつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
文明履物20.0%
吉莫靴20.0%
皮履20.0%
革靴20.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
イギリス旦那マスターの「文明履物かわぐつ」のようなチョコレート色の皮膚と、象牙ぞうげの眼と、蝋引ろうびきの歯、護謨ごむ細工のように柔軟やわらかな弾力に富む彼女らの yoni とは
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
婆羅門の社祠しゃしも、学者たちの墓跡も、タミル族の民族精神も、女給に出ているその娘どもも、彼女らの美しい yoni も、いまはすっかり、じつにすっかり英吉利旦那イギリスマスターの「文明履物かわぐつ」によって
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
又ある時、彼は吉莫靴かわぐつをはいて、石瓦の城に駈けあがった。城上のかきには手がかりがないので、かれは足をもって仏殿の柱を踏んで、のきさきに達し、さらにたるきじて百尺の楼閣に至った。
かれは刺繍ぬいのある美しい衣服を着て、玉を飾りにした帽をかぶっていたが、ただその穿き物だけが卑しい皮履かわぐつであるので、杜もすこしく不審に思ったが、一夕自分のへやへ招待して酒をすすめると
湯浴ゆあみ、食事なども、終ってから、王進は、荘主あるじ太公たいこうに会った。頭巾ずきんをかぶり、白髯はくぜんは膝にたれ、道服に似たものを着、柔かそうな革靴かわぐつをはいている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
胡人こじんかわぐつのごとくなる者蹙縮然しゅくしゅくぜんたり(五) 犎牛ほうぎゅうむねなる者廉襜然れんせんぜんたり(六) 浮雲の山をいずる者輸菌然たり(七) 軽飈けいえんの水を
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)