“かづの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鹿角87.5%
葛野12.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同じ秋田県でも北隅の鹿角かづの郡あたりでは、所謂いわゆるニヨチミは同じ日に、子供が相撲をとって遊ぶことのようにも解せられている。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
鹿角かづの郡などの最も草深い田舎をあるくと、はなやかな笑い声よりもさきに目に入るのは、働く女たちの躑躅つつじ色、牡丹ぼたん色などのかぶり物である。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
秋田県の鹿角かづの地方でこの草をマンジュシカシカと呼ぶのも、マンジュは不明だがシカシカはすかな(酸模)という草の方言だから、やはり酸いという所から付けた名である。
鹿角かづの毛馬内けまないあたりでは、豆粢まめしとぎの柔かなものをジンダと呼び、正月十六日にはカユノシルの中へ、これを焼いて切って入れた(ひだびと九巻一号)。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
頭領と見える四十五六の男は、さすがに黒革の鎧を着、鹿角かづのを打ったかぶとを冠り、槍を小脇にかい込んでいた。
弓道中祖伝 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
或る時天皇、近つ淡海あふみの國に越え幸でましし時、宇遲野うぢのの上に御立みたちして、葛野かづのみさけまして、歌よみしたまひしく、
そのお途中で、山城やましろ宇治野うじのにお立ちになって、葛野かづのの方をごらんになりますと、そちらには家々も多く見え、よい土地もどっさりあるのがお目にとまりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
また葛野かづのの松の尾にます鳴鏑なりかぶらちたまふ神なり。