“おうせつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
応接40.0%
應接20.0%
横截20.0%
狎褻20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弔礼てうれいのために、香川家かがはけおとづれたものが、うけつけのつくゑも、つばかり、応接おうせつやまをなすなかから、其処そことほされた親類縁者しんるゐえんじや、それ/″\、また他方面たはうめんきやくは、大方おほかた別室べつしつであらう。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
私が氣をとりなほし、級の生徒が再び着席しない内に、しかし今や全生徒の眼が一點に向けられた時に、私の眼も、みんなの眼の方向のあとをつけて、前夜、私を應接おうせつしてくれた例の人に止まつた。
東亜の山脈は波濤はとうのごとく日本海よりビスケイ湾に連亘れんこうし、あるいは起き、あるいは伏し、あるいは続き、あるいはえ、逶迤いいとして不規則なる折線をもって二大陸を南北に横截おうせつせり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
そこには細君と一人の下男とが一つのさかずきの酒を飲みあっていたが、そのさまがいかにも狎褻おうせつであるから周は火のようになって怒り、二人をとらえようと思ったが、一人では勝てないと思いだしたので
成仙 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)